ホームページリニューアル奮闘記(後編)

ホームページリニューアル奮闘記(後編)

ホームページリニューアルについて、その2です。

こちらの記事ではリニューアル作業中に起きた様々な出来事を綴ります。

いくぶん個人的な話題が多いですが、当事者のリアルなライフハックとして、なにかの参考になれば幸いです。

新型コロナウイルスによる影響

ようやっと新しいホームページをお披露目でき、新年度はバスケだけでなく料理教室や創作活動も楽しもうといろいろ準備を進めていました。ところがみなさんご存知のとおり、このコロナ騒ぎです。

もちろん、チームとしての活動は自粛です。この状況で活動を強行するのは無理がある。借りられる場所もない。しかしながら「居場所づくり」を理念に掲げているチームにとって、バスケもヨガもできない、そもそも集まることすら困難というのは、なかなかにタフな状況です。

僕らのチームは基本的に精神疾患や発達障害の当事者が参加するチームです。社会、いやグローバルに世界がコロナの不安に脅かされている今のこの暮らしは、心身の健康にとって非常に難しい局面です。政治情勢の混乱、社会不安の増大、情報の氾濫、人と人とのゆるやかなつながり……生きていくのに必要なお金のこと……すべてにおいて脅威でしかありません。

一方で、ありがたいことに、早い段階から様々な人が様々な支援に動いてくれています。当事者はこういった苦境に陥るとぐったりと疲れてしまい、余力がなく多くのことを諦めてしまう傾向がありますが、利用できる制度や支援はそれなりにあります。遠慮なく活用しましょう。以下はお金に関する支援制度の一覧です。参考までに。

 

お金に関する支援一覧

新型コロナに関連する補助金や助成金、融資などの支援制度についてのまとめです。「もらえる・戻ってくる」「借りられる・免除さ…


 

支援者さん – 医療・福祉従事者の皆さんと共に

支援者さんが受けるプレッシャーもまた相当なものがあると思います。医療や福祉の前線で、自分自身が感染するかもしれない恐怖と戦いながらのお仕事は、支援を受ける側のひとりとしてリスペクトしかありません。どうかご自愛ください。

とにかく、一刻もはやく落ち着きを取り戻し、新たな日常が築かれることを願います。以前のような日常といわず、これを機に見えてきた社会の歪みや亀裂や分断や「バリア(障害)」が是正されることを望みます。色々なシステムを見直すきっかけとしてポジティブに捉えることができたらいいなと思います。バスケのゲームにおいても往々にして、ピンチはチャンスです。

それまではなるべく #StayHome の精神で、積極的に家にひきこもりましょう。

そして繰り返しますが、家にこもりつつ、不安な気持ちや辛い思いをひとりで抱え込まないようにしましょう。自分の殻の中にこもらないように、困ったら相談し、助けを求めましょう。抱え込まず、分かち合い、この苦難を皆で乗り越えましょう。半分冗談で半分本気ですが、中にはひきこもることには慣れてるよという方もいるかもしれませんね。そんな愉快な話も聞いたことがあります。いつだってユーモアは大事です。

以下の2つのリンクは、ミヤコデッセ京都の支援者さんが参考にとシェアしてくださった記事です。心身の健康や生活リズムを保つために、僕自身すごく参考になったので共有しておきます。ポイントは、モチベーションを保つことなのかなと思います。運動だけでなく、生活の様々な事柄において。何人かのチームメイトと話をしていても、一番むずかしいのはそこなんだなと実感しました。

 

作業療法関係(主に当事者向け)
日本作業療法士協会

新型コロナウイルス感染症に関して、一般の皆さまへ日本作業療法士協会からのお知らせです…


精神科医療関係(主に支援者向け)
Psychiatric Mental Health Nursing:宮崎大学医学部看護学科 地域・精神看護学講座 精神看護学領域

COVID-19と精神科医療 について、COVID-19が地域で流行する前に知っておきたいこと、準備しておきたいこと、そ…


 

緊急事態宣言は解除されましたが、まだまだ油断は禁物です。

上記の資料を参考に、皆さんと周囲の方の健康を第一に、大事にいきましょう。

 

リニューアル作業中に起きたピンチと支援

さて、私事ではありますが、ホームページ制作中には周囲の方に色々とお世話になりました。育児でピンチのときなど本当に助かりました。

我が家には2歳児がいるのですが、わけあって2か月ほど僕ひとりでワンオペ育児という時期がありました。2歳のイヤイヤ期真っ盛りの息子をひとりで2か月……その間に体調崩してしまったらどうしよう……これはまずいと思って自分でも様々な支援を探しました。

当ブログでも紹介した豊中市の情報誌『ちいきのわ』で知り合ったにこにこエプロンさんにも何度かお世話になりました。本来は母子へのサポートや読み聞かせがメインの子育て支援団体さんですが、我が家の事情を考慮してくださり、臨機応変に様々な手を差し伸べてくださいました。夕飯にと作ってくださったなめこ汁の味は父子共に忘れられません。

エーネン大阪代表の坪井さんご夫妻も、3人の子の親として「3人も4人も一緒や」と、いつでも駆けつけるからと心強い言葉をかけてくださいました。

当ホームページ構築を依頼したBart.lab長崎くんにも、ホームページ以外のことでも助けてもらいました。この10年の間、ピンチのときに鍋をご馳走してくれたり、車を出してくれたり、子ども服を譲ってくれたり、何度もさりげなく手を差し伸べてもらっていましたが、今回も同様でした。

自分が風邪をひいて子どもの面倒を見れなくなったとき、長崎家に息子を預かってもらったこともありました。優しい夫妻と長崎ベイビー(半年ちがい)と楽しい時間を過ごしたようで、息子は寝る前にそのお話をたくさんしてくれました。その夜はプレゼントにもらったプラレールを大事に抱きしめながら眠りました。

この日はすでにコロナのことが気になりはじめていた頃でしたが、いつもの彼らしい冷静な判断力と優しい心遣いに救われました。差し入れの風邪薬と栄養ドリンクのおかげか、1日で風邪は治りました。

結論 〜「依存先を増やす」ということについて〜

他にもたくさんの人にお世話になりました。

長々と個人的なことを書き連ねましたが、このお話で何を伝えたいかというと、いわゆる「依存先を増やす」ということについてです。

これは障害福祉の世界ではよく使われる言葉で、「依存」というとなんとなく聞こえがわるいですが、要するに障害ゆえに生きていくうえで困難にぶつかりやすい以上、いろんなところ、いろんなひとに頼りましょうということです。

そうすることで、例えば家庭内、親だけとか夫婦間だけとか、あるいは恋人同士だけというふうに「依存」の対象が一元的にならず分散できる、それは結果的にいろんなひとに迷惑をかけずに済む方法なのだ、というふうに僕は解釈しています。頼れるひとや場所はたくさんあったほうがいい。それに迷惑かけることもコミュニケーションのひとつだったりします。

「自己責任」という言葉ばかりが蔓延る世知辛い世の中ですが、誰だってひとりで生きているわけではありません。すこしくらい甘えてみるのも愛嬌だし、ちょっとした気遣いや、軽く手を貸す親切心から柔らかく温かいコミュニケーションが生まれることもあるでしょう。情けは人の為ならず、ではないですが、めぐりめぐって自分の為にもなるものです。

べつにむずかしいことを言いたいわけではなく、ちょっとした人助けや手助けって気持ちいいよね、くらいの話です。せっかくのチームですし、楽しいことだけでなく、大変なことも分かち合い、皆で助け合いながらこの困難を乗り越えましょう。そうしてまた体育館で会いましょう。

それまでみなさんお元気で!!!!!

エーネン大阪ノース
主将:ミッチー