『スラムダンク』以前は「バスケ漫画」というものは売れないので業界ではタブーだったと、作者の井上雄彦先生はお話しされていました。
しかし『スラムダンク』が連載開始する以前にも「バスケ漫画」はありました。
また『スラムダンク』の爆発的ヒット以降『黒子のバスケ』や『あひるの空』など、次々と「バスケ漫画」のヒット作品が生み出されました。
- 「バスケ漫画」はいつ頃からあったのか?
- 最も古いバスケ漫画はどんな作品なのか?
- 昔の作品から最新作まで「バスケ漫画」はいったいどれくらいの作品があるのか?
- 『スラムダンク』連載前にあった「バスケ漫画」は本当に人気がなかったのか?
本記事では、最新作から順番に記載しています。
バスケ漫画の歴史と変遷を味わいながら、ぜひ最後までご覧くださいね!
(抜けている漫画があれば教えてください)
【2023年】BLUE DOT/堀翔一
2023年2月18日より「週刊少年チャンピオン」で連載開始。
【2023年】ウイニングパス/坂本竜也
2023年2月18日より連載開始。
成績優秀、バスケは天才的、そして校内の人気者・一ノ瀬翔麗を兄に持つ一ノ瀬陽斗。バスケは大嫌いと言いつつ、一人特訓して兄に挑戦しては返り討ちに遭う日々。一方で兄・翔麗は誰よりも陽斗の「才能」を認めている様子だが、その正体は…!?
マガポケホームページより引用(https://pocket.shonenmagazine.com/episode/4855956445096798044)
「主人公が特殊な才能の持ち主」というのはよくある設定です。
しかし、この漫画のような「特殊な才能」は今までに見たことがありません。
バスケ初心者の主人公がどのような成長を遂げていくのか、今後の展開が楽しみです。
ウイニングパスを電子書籍で読む
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『ウイニングパス』本日より連載スタートです!ブラコンの天才兄と平凡な(?)弟の笑って熱くなれるバスケット漫画です。ぜひご一読お願いします!#ウイニングパス pic.twitter.com/K6nMdrcWuW
— 『ウイニング パス』公式 (@Winning_Pass) February 18, 2023
【2022年】アオバノバスケ/学慶人
2022年9月16日に連載開始。
第一話から面白くて引き込まれる世界観です。
最新の漫画だけあって、現役NBAプレーヤーの八村塁や渡邊雄太、ニコラ・ヨキッチなどの名前が出てきたり、東京オリンピックの話が出てくるのもバスケファンにとっては嬉しいですね。
195cmの中学生が主人公!
体格にも運動能力にも恵まれた主人公がバスケに惹かれ、成長していくというストーリー。
ヨキッチに喩えられたりしているということは、長身ポイントガードになっていくのでしょうか・・・?
今後の展開が楽しみです。
身長195cmの中学生・青葉大樹は、恵まれた体格のせいで、一緒に遊ぶと怪我をすると「異物」扱いされてきた。そんな「自分」を見失っていた時、バスケU16日本代表・明星レオに出会う。1on1で一瞬の動作を見抜く大樹に、本当の武器は長身ではなく「目」だと、その才能を言い切った。身長で判断しないレオとの交流の中でバスケの自由さに惹かれていった大樹は、レオを超えるという夢を胸に、都内バスケ強豪校・青蕾高校へ進学する!
コミックDAYS(https://comic-days.com/episode/3270375685374324516)
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コーチとして有名な鈴木良和さんから話を聞くというだけで、本気度がすごいですね。
本格的バスケ漫画に期待。
バスケットボールの家庭教師の活動や、バスケ女子日本代表のコーチを務めるERUTLUCの鈴木良和さんからお話を伺いました!
バスケの最先端のお話をたくさん伺い、学先生が作品作りに活かしています!#アオバノバスケ https://t.co/SyBLYok7OR— アオバノバスケ公式@コミックDAYS連載中 (@aobas_off) September 17, 2022
【2022年】B&ALIVE(ビーアンドアライブ)/鳴海聖二郎
2022年7月6日に連載開始。
「天才中学生プレーヤーに襲うアクシデント!高校で再び輝くことはできるのか?」という少年スポーツ漫画の王道!
天才プレーヤーとして中学バスケを席巻していた主人公の新山輝。
そんな彼にアクシデントが襲い、バスケから離れることに。
高校で再び輝くことはできるのか。
「どこかで聞いたことのあるようなストーリーやな・・・」と思うかもしれません。
でも、少年スポーツ漫画は大体そういうものです。
王道がいいんです。
キャプテン翼の三杉くん、スラムダンクのミッチーが好きな人はこの漫画に強く共感できるかもしれませんね。
王道ストーリーを楽しむための「主人公」も「チームメイト」も「ライバル」もキャラが立っていて、今後が楽しみな漫画です。
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作者のTwitter
福岡第一のラストプレーより
先日高校バスケのインターハイ決勝戦が行われました。頂点を決める戦い漫画のようなラスト20秒ターンオーバーからの一連のプレーは必見です。ぜひ確認してみてください!
「B&ALIVE」最新話も更新されていますのでよろしくお願いします!!#インターハイ2022 #福岡第一 pic.twitter.com/yPLlSDWRJL
— 鳴海聖二郎/マガポケ『 B&ALIVE 』 (@NarumiSeijirou) August 3, 2022
連載誌
マガポケ
コミックブル
連載期間
2022年7月〜
【2022年】SECOND BREAK!(セカンドブレイク)/稲木智宏
究極の妄想を漫画で実現!「タイムスリープ×バスケ」
2022年3月に第1巻が発売されたばかりの新しい漫画です。
「タイムスリープ」という流行りの設定(?)に本格バスケマンガを掛け合わせるという、ありそうでなかったワクワクするお話しです。
バスケ(NBA)好きなら、
「カリーやレブロンが90年代にプレーしたらどうだったか」
「ジョーダンやシャックが現代のNBAでプレーしたらどうなるのか」
という妄想をしたことがあると思います。
今ではセンターがスリーポイントシュートを打つのも当たり前でしたが、10数年前には考えられないことでした。
この漫画は、最新のバスケ知識を持った青年が、11年前?の高校生に戻りNBAを目指すという展開です。
『セカンドブレイク』を電子書籍で読む
連載誌
週刊少年マガジン
連載期間
2022年〜2023年
【2021年】『Transition Game(トランジションゲーム)』
現役NBAプレーヤーがプロデュース!
2022年2月22日に第1巻が発売されたばかりの新しい漫画です。
何と、双子の現役NBAプレーヤーであるブルック・ロペスとロビン・ロペスがプロデュースしています。
作画は、スラムダンクの作者井上雄彦先生のもとでチーフアシスタントをしていたというTATSUZ(タツズィー)氏が担当しており、この辺りもバスケファンにとってはワクワクものですね。
「全ページフルカラー」「左綴じ」「横書きのセリフ」「分業(プロデューサー、シナリオ、作画)」等の特徴から、漫画というよりはアメリカンコミックと呼んだ方が適切かもしれません。
内容は、「15歳のアメリカ人少年が、沖縄の久米島でNBAプレーヤーを目指す」という物語です。
米軍で働く母の転属により沖縄の離島にやってきた少年キャムが
- どんな道のりをたどってNBAに行き着くのか
- 現役NBAプレーヤーであるロペス兄弟の経験がどのようにシナリオに活かされるのか
今後の展開がとても楽しみです。
『トランジションゲーム』を電子書籍で読む
公式ツイッターページもあります。
2017年に始球式をしたブルック・ロペスが5年ぶりに西武ライオンズ @lions_official の試合を楽しみました⚾️
試合は残念ながらライオンズが負けてしまいましたが、試合後にチームストアで爆買いをして大変満足そうでした!#埼玉西武ライオンズ #seibulions #ブルックロペス #FearTheDeer pic.twitter.com/K82lLrW7Pb— バスケ漫画『トランジションゲーム』【日本語公式】 (@TGManga_JP) September 3, 2022
連載期間
2021年7月〜
【2021年?】ストリートボールアリーナ/張磊
プロバスケを目指す大学生の立川興毅は、チームメイトや監督との軋轢により退部することになってしまいます。
自暴自棄な生活を送る中、出会ったのはストリートバスケでした。
男前・美人を描くスキルがとても高く、バスケシーンもかっこいいのが印象的です。
WEB上で連載されていた漫画で、紙書籍化はされていないようです。
連載期間は定かではありませんが、以下のツイートから2021年に発表された作品かなと思います。
配信中! Rush!『ストリートボールアリーナ』著:張磊先生
デザインを担当させて頂きました🏀 pic.twitter.com/rK7C3zl6Zx— 吉野(CoCo.Design) (@cocod_yoshino) October 5, 2021
【2021年】ワイルドクォーター/戸谷ケイゴ
『ワイルドクォーター』を電子書籍で読む
作者のツイッター
本日2月13日(土)よりサイコミにて
新連載『ワイルドクォーター』がスタートします。
熱くて真っ直ぐでちょっとおバカな主人公
琉星が活躍する青春バスケ漫画となっております。
毎週土曜日更新予定です。
どうか応援よろしくお願いします!https://t.co/0Tt5bYdpS6— 戸谷ケイゴ /ワイルドクォーター連載中 (@toyasanta) February 12, 2021
連載誌
サイコミ
連載期間
2021年2月〜
【2021年】DEEP3(ディープスリー)/水野光博、 飛松良輔
バスケ×メンタルヘルス
将来有望だった主人公デイムスが「シュートを打とうとすると身体が硬まってしまう」というイップスにかかってしまいます。
ドクターから治癒は難しいと告げられたデイムスはどのようにこの苦境を乗り越えていくのか。
アスリートのメンタルに焦点を当てたストーリーです。
『ディープスリー』を電子書籍で読む
連載誌
ビッグコミック
連載期間
2021年〜
【2020年】つばめティップオフ! / ワタヌキヒロヤ
本格女子バスケ漫画!長身で運動音痴な初心者女子が主人公
第一印象、つまり表紙の絵を見ただけの時は、正直「あんまり面白くなさそうだなー」と思っていました。
しかし、第一話を読むとその印象は間違いだったとすぐに気付かされます。
漫画で最も大切なストーリーが魅力的なのはもちろん、プレーの描き方やキャラクターのセリフなどから「バスケに関する知識」「バスケに対する愛情」を感じることができます。
ちゃんとした「バスケ漫画」です。(あくまで主観ですが、ちゃんとしてないと感じる漫画も割と多いので・・・)
主人公が運動音痴!
高校に入学した190センチの運動音痴少女「つばめ」が、高校2年生のスーパープレーヤー「アイビス」に誘われバスケ部に入部するという、王道の青春スポーツ漫画です。
「主人公が運動音痴」という設定は珍しいですね。
超人的な運動能力を持っている人が主人公になることが多いので、今までの漫画とは角度の違ったストーリーが待っているのではないかと期待しています。
運動音痴の少女がどのように成長していくのか、楽しみですね。
『つばめティップオフ』を電子書籍で読む
作者のツイッター
「つばめティップオフ!」5巻本日発売です!これにて第一部完ですがどうかよろしくお願いします〜!!https://t.co/RKXAFeE9dEhttps://t.co/NiSkq1qCke pic.twitter.com/EV8lRUbAaq
— ワタヌキヒロヤ (@wywatt2) May 12, 2022
連載誌
連載期間
2020年〜2022年