ついに、というよりも、ようやく東京オリンピックが始まりました。
コロナ禍で開催するべきなのか、様々な考えの方がおられると思います。
ですが、議論は一旦置いておいておきましょう。
この記事では、バスケのことをあまり知らない方が
日本代表ってどんなメンバーなんだろう?
と思った時に参考になるような記事を作成しました。
バスケットボールを好きな人が、バスケットボールを楽しむための一助になれば幸いです。
八村塁
「八村塁」
今までバスケに興味がなかった人でも、この名前は知っているかもしれません。
日本人で初めてドラフト指名されNBAに入った
日本史上、最高最強のバスケットボールプレーヤーです。
世界最高峰のリーグであるアメリカのプロバスケットボール「NBA」のワシントン・ウィザーズというチームで主力メンバーの一人として活躍しています。
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身長:203cm体重:102kg
特徴
NBAの中でも見劣りしない体格と身体能力が持ち味で、スピード・パワーともに抜群です。
能力だけでなくスキルも高いため、誰が見てもすごいと思える迫力あるプレーが魅力です。
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2020-21シーズンのベストプレー20選です。
ちなみに、同じチームでプレーする4番の選手は「ラッセル・ウエストブルック」というスーパースターです。
こんな超一流プレーヤーと一緒にプレーする日本人が現れるなんて本当に信じられません。
渡邊雄太
田臥勇太に次ぐ、日本人で2番目のNBAプレーヤーです。
2020-21シーズンに、強豪チームであるトロント・ラプターズと本契約を結ぶという快挙を成し遂げました。
日本代表では共同キャプテンという立場でチームを引っ張ります。
身長:206cm体重:93kg
特徴
ディフェンスが得意で、206㎝という長身ながらガードからパワーフォワードまで守ることが可能です。
正確なシュートも持ち味の一つで、スリーポイントシュートの成功率も高く、日本代表では得点力としても期待されています。
また、共同キャプテンということで、リーダーシップも注目です。
普通は自分が出場していない時にはベンチに座って休憩するものなんですが、エキジビジョンマッチ(練習試合のようなもの)では、コートサイドまで出てきて常にチームを鼓舞する声掛けを行っている姿が印象的でした。
渡邊雄太のMic'd Up
ベンチでも立って声かけをし続ける姿にリーダーシップを感じる。
チームメイトのプレイを自分ごととして捉えていく姿から学んでいきたい。pic.twitter.com/Nv1zCNgj1v
— Basketball Coach (Ryota) (@bba11coach) July 9, 2021
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本契約を勝ち取った2020-21シーズンのスーパープレー集をご覧ください。
馬場雄大
現在はオーストラリアのNBLという世界的に見てもハイレベルなリーグでプレーしている馬場選手。
しかもメルボルンユナイテッドという優勝チームの主力メンバーです。
2021年はオーストラリアで優勝
2019年はBリーグで優勝
2016年から2018年は筑波大学で3連覇。
なんと5年連続、主力として優勝チームに所属していることになります。
実力に加えて強運の持ち主とも言えるでしょう。
身長:198cm体重:90kg
特徴
198㎝という長身ながら、シューティングガードからスモールフォワード辺りをこなす抜群の身体能力を持っています。
特に相手のパスをカットして、そのままダンクに持ち込む場面は大興奮間違いなしです。
馬場選手の鋭いダンクは「BABA-BOOM」と呼ばれています。
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田中大貴
先ほど紹介した渡邊雄太選手と共にキャプテンという重要な役割を担っています。
Bリーグ2018-2019シーズンのMVP。
学生時代からトッププレイヤーとして活躍し、日本代表の常連選手です。
身長:192cm体重:93kg
特徴
所属チームではシューティングガードというポジションでプレーしていますが、日本代表ではポイントガードとしてスターティングメンバーに名を連ねています。
192㎝の田中選手がポイントガードのポジションでプレーすることで、チーム全体のサイズアップが図れるからです。
もちろんポイントガードでプレーするということは、そんなに簡単なことではありません。
田中選手のバスケIQの高さ、ボールハンドリングの上手さ、冷静さがあってこそ成り立つコンバートです。
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比江島慎
Bリーグの宇都宮ブレックスというチームのスター選手です。
八村や渡邊雄太が現れるまでは、日本代表のエースプレーヤーでした。
田中大貴選手と共に、長らく日本代表の主力として活躍しています。
#6 比江島慎
身長:191cm体重:88kg
特徴
ドライブが得意で得点力に秀でた選手です。
「比江島ステップ」と呼ばれる、独特のリズム感で相手を翻弄するシーンは必見。
過去、まだまだ弱かった日本代表で唯一、ヨーロッパ勢が相手でも活躍していました。
オリンピックでも積極的に攻めてほしいなあと思います。
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富樫勇樹
Bリーグ選手で初めての1億円プレーヤーです。
中学校で全国制覇を成し遂げた後、海を渡りアメリカの高校でプレーをしていました。
NBAのダラス・マーベリックスとも契約したことがありますが、残念ながらNBAの公式戦でプレーすることはできませんでした。
その後帰国。
現在は千葉ジェッツで活躍、2020-2021シーズンでは初優勝を果たしており、絶好調です。
#2 富樫勇樹
身長:167cm体重:65kg
特徴
167㎝と、日本代表の中でも圧倒的に小柄なプレーヤーです。
スピードとシュートセンスに秀でており、早いゲーム展開から速攻やスリーポイントシュートを決めるなど、試合の流れを変えるプレーが期待されます。
世界のビッグマンと並んだ時の身長の比較も注目です。
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ベンドラメ礼生(レオ)
高校時代に史上5校目となる3冠を達成しています。(インターハイ、国体、ウィンターカップ)
Bリーグの初代新人王を獲得。
現在も強豪サンロッカーズ渋谷の司令塔として活躍しています。
#9 ベンドラメ礼生
身長:186cm体重:80kg
特徴
激しいディフェンスが魅力のプレーヤー。
強い相手にも物怖じせず、ガツガツとあたっていくアグレッシブなプレーに注目です。
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シェーファーアヴィ幸樹
何と高校2年生までサッカー部に所属。
その後バスケを始めて1年後に年代別の代表に選出。
アメリカの大学に在学時にトップの代表に選出されるという、
ある意味スラムダンクの桜木花道よりも劇的なバスケ人生です。
現在はBリーグのシーホース三河というチームでプレーしています。
#32 シェーファーアヴィ幸樹
身長:206cm体重:107kg
特徴
チームのページには「驚異の成長曲線」と紹介されています。
バスケを始めて、たった5年ほどしか経っていません。
八村塁選手やギャビンエドワーズ選手のバックアップセンターとして、世界のビッグマン相手に食らいつく姿が楽しみです。
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張本天傑(てんけつ)
両親、叔父、祖父ともスポーツ選手というアスリート一家です。
名古屋ダイアモンドドルフィンズで活躍しています。
#88 張本天傑(てんけつ)
身長:198cm体重:102kg
特徴
198㎝と長身ながら3ポイントシュートが得意で、かつ、ビッグマン相手にも当たり負けないフィジカルの強さが持ち味です。
インサイド、アウトサイド、どちらでもプレーも出来る日本代表にとって貴重なバックアッププレーヤーです。
八村選手や渡邊雄太選手が出ていない時間帯をどのように乗り切るか。
張本選手の活躍に期待です。
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金丸晃輔
2020-21シーズンのMVPに選ばれた、日本最高の3ポイントシューターです。
長らくシーホース三河に所属していましたが、来シーズンより島根スサノオマジックでプレーすることが決まっています。
#14 金丸晃輔
身長:192cm体重:88kg
特徴
今回日本代表に選出されたメンバーの中では、唯一のピュアシューターです。
ノーマークの3ポイントシュートは外しません。
ここぞというと時に決めてくれるでしょう。
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渡辺飛勇
2021年6月に琉球ゴールデンキングスと契約、来シーズンからBリーグで活躍が期待されるプレーヤー。
ハワイ出身で、高校まではバレーボールに打ち込み、本格的にバスケをプレーし始めたのは何と大学に入ってからだそうです。
バスケ歴たった1年で日本代表に初選出され、そのままオリンピックに出場って凄いですね。
#34 渡辺飛勇
身長:207cm体重:106kg
特徴
恵まれた体格、優れた身体能力を活かしたゴール下のプレーは、将来がとても楽しみになります。
大学時代は八村塁擁するゴンザガ大と対戦しており、ダブルチームでディフェンスされるなど注目を浴びています。
今回は将来を見越しての選出という意味合いが強いと言われており、出番は少ないかもしれません。
竹内兄弟が長年務めてきた日本代表のインサイド。
次世代はどうなるのか。
成長がたのしみです。
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ギャビン・エドワーズ
富樫勇樹選手のチームメイトで、2020-21シーズンにBリーグ初制覇を果たしています。
アメリカ出身で、2013年から日本でプレー。
2020年に日本国籍を取得。
ニック・ファジーカス選手やライアン・ロシター選手との激しい競争の末、一つしかない帰化選手の枠を勝ち取りました。
#23 ギャビン・エドワーズ
身長:206cm体重:110kg
特徴
ビッグマンながら、速攻で先頭を走ることができる高い身体能力が持ち味です。
もちろんフィジカルも強く、リバウンドやスクリーンプレー、ブロックショットなど体を張ったプレーが魅力です。
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フリオ・ラマス
2017年から日本代表のヘッドコーチを務めています。
ロンドンオリンピックではアルゼンチン代表のヘッドコーチとして4位の好成績を収めています。
サイズの小さいアルゼンチンを率いて好成績を収めたことで、同じくサイズの小さい日本代表のヘッドコーチとして白羽の矢がたったそうです。
日本代表の試合日程
FIBAパワーランキングとFIBAランキング
今回のオリンピックに選出された日本代表メンバーは、間違いなく日本史上最強でしょう。
しかし、世界の壁は厚く、高く、1勝を挙げることはそんなに容易いことではありません。
FIBAが7月17日に発表したオリンピック出場国のパワーランクでは、日本は下から2番目です。
1位 オーストラリア
2位 スペイン
3位 アメリカ
4位 ナイジェリア
5位 スロベニア
6位 フランス
7位 イタリア
8位 アルゼンチン
9位 ドイツ
10位 チェコ
11位 日本
12位 イラン
相手チームは全て格上です。
さらにうんざりするのが、3月に発表されたFIBAランキングです。
出場国に絞ると
1位 アメリカ
2位 スペイン
3位 オーストラリア
4位 アルゼンチン
7位 フランス
10位 イタリア
12位 チェコ
16位 スロベニア
17位 ドイツ
22位 ナイジェリア
23位 イラン
42位 日本
断トツの最下位です・・・。
群を抜いてます。
しかも、同じ予選グループに入っているのは、スペイン、アルゼンチン、スロベニアと強豪中の強豪です。
さいごに
でも・・
それでも期待してしまうのが、今の日本代表です。
2人もNBAプレーヤーがいるのです。
他の選手も確実にレベルアップしています。
もしかしたら奇跡が起きるかも・・・?
1勝でもすれば、それは日本バスケ界にとって本当に歴史的な日になるでしょう。
残念ながら現地で観戦することができず寂しい限りですが、皆でテレビの前で応援しましょう!
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。