世界中でプレーされている人気スポーツのバスケットボール。
オリンピックやワールドカップなどの国際大会だけでなく、NBAやユーロリーグ、Bリーグなど、様々な国や地域でプロリーグが盛り上がりをみせています。
それでは、バスケットボールのプロリーグは一体いつからあったのでしょうか?
初めての試合では、どれくらいの給料が支払われたのでしょうか?
そして、現在のNBAやBリーグの選手の年棒はどれくらいなのでしょうか?
本記事では、プロバスケットボール選手の給料はどれくらいなのかをまとめました。
ぜひ最後までご覧くださいね。
初めて行われたプロとしての試合
バスケットボールが初めてプロとして行われた試合は1896年11月7日でした。
バスケットボールが発明されたのが1891年なので、それからわずか5年後のことです。
野球やサッカーなどのスポーツに比べると まだまだマイナースポーツという印象のバスケットボール。 しかし、2016年にプロバスケットボールリーグ「Bリーグ」が発足し、更に日本人のNBAプレーヤーが活躍することで、今や日本国内でもメ[…]
5年でプロ化、と考えたらすごいですね。
プロバスケットボールが誕生した経緯
1891年に誕生したバスケットボール。
瞬く間に人気は上昇し、試合数・観客数ともに増え続けました。
そのため体育館を独占することになってしまい、他の種目が実施できなくなってしまいました。
過剰な人気により管理しきれなくなったいくつかのYMCAトレーニングスクールでは、「バスケットボールの体育館使用禁止」が通告されることとなりました。
体育館が使えなくなりプレーする場所がなくなったバスケットボールチームは使用料を払って活動することを余儀なくされました。
初めてプロとして試合を行うことになったトレントン・バスケットボール・チーム
ニュージャージー州で活動していたトレントン・バスケットボール・チーム(元々はトレントンYMCA)では「コートの使用料金をどうするか」という問題に対して、観客から観戦料を支払ってもらうことに決めました。
そして地元紙に広告を掲載し観客を募集。
対戦相手は、ニューヨーク州で活動していたブルックリンYMCAというチームに決まりました。
会場は「ウォーレン・フリーメーソン・ホール」という集会所で、1階がショッピングセンター、2階が会員用の宿泊施設、3階が天井の高い集会所でした。
現在でいえば、ショッピングモールで開催される「3×3」のような感じだったのでしょうか?
入場料は座席が25セント、立見が15セントでした。
試合結果、観客数、給料は?
試合はトレントン・ファイブズ(トレントン・バスケットボール・チーム)が16-1で勝利しました。
観客数は、なんと満員御礼の700人。
入場料で得た収入から使用料を引き、その残額からトレントン・バスケットボール・チームのメンバーにひとり15ドルずつ(キャプテンのみ16ドル)が支払われました。
これが初めてのプロバスケットボールプレーヤーとしての給料だと言われています。
「プロ」といっても、最初は収益が目的ではなく、バスケをプレーするための手段だったんですね。
その後のプロリーグ
初めて行われたプロとしての試合の評判を聞き、あちこちでプロリーグが乱立しました。
その後、様々なリーグが作られては消えていくという状況がしばらく続きました。
そしてついに1949年、「NBL」と「BAA」というリーグが合併し「NBA」が結成されました。
日本では遅れること約70年、2016年に「Bリーグ」が誕生しました。
NBAの最高・平均年棒は?
2019-20シーズンのNBAの平均年棒は一人あたり約8億6271万円(約832万ドル)となっています。
1試合あたりに換算すると、約1千万円くらいになりますね。
では個人でみてみましょう。
ステフィン・カリー
つい先日(2021年8月)ゴールデンステイト・ウォーリアーズに所属するステフィン・カリー選手が4年で2億1500万ドル(約234億4000万円)という莫大な金額で契約しました。
1年ごとにすると、初年度である2022-23シーズンは4800万ドル(約52億3000万円)、最終年度である2025-26シーズンには5960万ドル(約65億円)となるそうです。
2022-23シーズンに限ると、1試合あたり約6300万円になりますね(笑)
スター選手は、この他にもスポンサー契約があるので、全て合わせると恐ろしい金額になりそうです。
レブロン・ジェームズ
現代NBAでナンバーワンプレーヤーといわれるレブロン・ジェームス選手は、2022年8月にロサンゼルス・レイカーズと総額97,133,373ドルの2年契約を結んでいます。
日本円に換算すると134億8466万1000円!
- 2023-24:4669万8737ドル
- 2024-25:5043万4636ドル
一年あたり60億円以上というとんでもない金額です。
さらにスポンサー料を合わせると年間100億円を超えるといわれています。
八村塁
2019年にドラフト1巡目指名された八村塁選手は、2022-23シーズン現在でNBA4年目となります。
- 2019-20:372万4300ドル
- 2020-21:391万700ドル
- 2021-22:491万6160ドル
- 2022-23:626万3188ドル
渡邊雄太
2018年にNBA入り、2022-23シーズンに5年目を迎える渡邊雄太選手。
八村選手とは違ってドラフト外のため、年棒は全く違います。
- 2018-19:7万7250ドル(メンフィス・グリズリーズ)
- 2019-20:7万9568ドル(メンフィス・グリズリーズ)
- 2020-21:73万7996ドル(トロント・ラプターズ)
- 2021-22:176万2796ドル(トロント・ラプターズ)
- 2022-23:196万8175ドル(ブルックリン・ネッツ)
無保証契約でも約2億円というところにNBAの凄さを感じますね。
Bリーグの最高・平均年棒は?
では、日本はどうなのでしょうか?
2019年に、日本人選手の平均年棒は約1310万円、日本代表選手の平均は3010万円と発表されています。
勝利給などのインセンティブな部分は含まれていないので、実際はもう少し多いのかもしれません。
1試合に換算してみると、Bリーグは60試合なので日本人選手では約22万円、日本代表選手では約50万円になります。
日本国内での最高年棒は富樫勇樹
個人でみると、最高額は2020年にBリーガーとして初めて年棒1億円の契約をした富樫勇樹選手です。
1試合あたり167万円になりますね。
まとめ
額面だけで単純に計算することはできませんが、バスケットボールのプロとしての経済的価値は間違いなく伸びているといえるでしょう。
それだけバスケットボールが魅力的であるという証拠でもあると思うので、バスケファンとしては嬉しいところですね。
これからも、色んな面を学びながら、バスケットボールを楽しんでいきたいと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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