【2023年】ミニバスのルールについて解説!大人との違いは?

小学生が行うバスケットボールを「ミニバスケットボール(通称:ミニバス)」といいます。

同じバスケットボールという種目ですが、実はミニバスには大人のルールとは異なる部分がいくつかあります。

参考・引用記事:http://www.japanbasketball.jp/files/referee/rule/2023mini_rule_changepoint.pdf

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重要な部分を6ピックアップして解説しています。

  • 試合時間
  • ゴールの高さ
  • ボールの大きさ
  • 交代について
  • スリーポイントシュート
  • バックパス

最後までご覧頂いて、ミニバスのルールを理解する一助になれば嬉しい限りです。

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試合時間

ミニバスの試合時間は大人の試合時間よりも短く設定されています。

クォーター制は同じですが、1クォーター(以下、Q)の時間が異なります。

1Qは「6分」です。

「6分」を4Q行います。

ですので、合計「24分」になりますね。

同点で延長戦になった場合は「3分」です。

ミニバス
1Q:6分

延長:3分


大人
1Q:10分

延長:5分

試合時間に関しては以下の記事で詳しく解説しています。

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ゴールの高さ

大人のゴールより45cmも低く設定されています。

これがミニバスとの違いで最も印象的かもしれません。

ミニバス
260㎝


大人
305cm

エーネンくん
それなりに身長のある大人であればダンクできる人も多いですよね。張り切ってダンクしてリングを壊さないように気を付けましょう。

 

ゴールの高さについてはこちらで詳しく解説しています。

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ボールの大きさ

ミニバスでは5号球を使用します。

大人が使用する7号球とは、大きさや重さが異なります。

ミニバス
5号球

直径:約22cm

重量:470~500g


大人
7号球

直径:約24.5cm

重さ:567~650g

ボールのサイズについては、こちらで詳しく解説しています。

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交代できない?!

ミニバスでは出場時間や交代に関して特別なルールがあります。

理由は

「多くの選手が試合に出場できるよう」

そして

「選手の出場時間に偏りが出ないよう」にするためです。

また、ミニバスでは登録者数が8人以下の場合、大会には出場できません。

以前は10人揃わないと出場できませんでしたが、少子化等の影響で緩和され下限が8人になりました。

ややこしいのは、登録者数によって「交代のルール」が異なることです。

登録者が8人以上10人未満の場合

登録者数が「8人」もしくは「9人」の場合

第 3クォーターまでに全てのプレーヤーが少なくとも 1 クォーター(6分間)はゲームに出場しなければならない。

プレーヤーは第 3 クォーターまでに続けて 3 クォーター出場してはならない。

とされています。

登録者全員が6分間は出場することが義務付けられており、3Q連続で出場することはできません。

登録者が10人以上の場合

登録競技者が 10 人以上のチームは、各チームのプレーヤーのうち10人以上は、少なくとも1クォーター(6分間)はゲームに出場しなければならない。

とされています。

そして更に

第 3 クォーターまでに 10 人以上のプレーヤーが少なくとも 1 クォーター以上、2 クォーターをこえない時間だけはゲームに出場していなければならない。

とされています。

つまり、登録者数が多いチームは10人以上が少なくとも6分間は試合に出場できるということです。

そして、どれだけ上手いプレーヤーであっても24分間出ずっぱりは出来ないということです。

交代するタイミングは?

第1クォーターから第3クォーターまでの間は、プレーのインターバルとハーフタイムのときのみ交代することができる。

第 4 クォーターと各オーバータイムでは、次のときにどちらのチームもプレイヤーを交代させることができる。
・タイムアウトがあったとき
・ボールがデッドでゲームクロックが止められたとき
・ファウルまたはバイオレーションの後は、審判がテーブルオフィシャルに伝達を終えたとき
・最後のフリースローが成功してボールがデッドになったとき

注意が必要なのは、クォーター途中に交代すると

  • 交代した側
  • 交代された側

両者とも1Q出場したという扱いになってしまうことです。

3Q続けて試合に出ることはできないので、気を付けないといけませんね。

スリーポイントシュートがない!

NBAやBリーグではオフェンスの主流となっているスリーポイントシュートですが、ミニバスには存在しません

ミニバスにもスリーポイントシュートが設定されるのではという話もあったりしますが、真相は定かではありません。

ちなみに大人のルールでも昔はスリーポイントシュートはありませんでした。導入されたのは、NBAの1979-80シーズンからです。国際ルールに採用されたのは更にその6年後の1985年になります。
ミニバスのコートに関しては以下の記事をご覧ください↓
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バックパスがない!

ミニバスにはバックパスがありません。

ということは、ボールが一度センターライン(上画像:中央の赤線部)を越えてフロントコートに入ったとしても、バックコートにボールを戻しても大丈夫ということになります。

その分コートが広く使えるということになりますね。

オフェンス・ディフェンスとも、戦略には大きく影響しそうです。

スリーポイントラインと同じく、ミニバス用のコートでもセンターラインは引いてあります。
ミニバスにおけるバイオレーションについての記事はこちら!↓
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まとめ

今回の記事では、大人がプレーするバスケとミニバスのルールの違いについて、ざっくりとまとめてみました。

  • 試合時間
  • ゴールの高さ
  • ボールの大きさ
  • 交代について
  • スリーポイントシュート
  • バックパス

こうやってみてみると、結構大切な部分が違うことがわかりますね。

プレーするにしても、コーチするにしても、まずは「知ること」が大切です。

今後もバスケットボールについてのあれこれを、できるだけわかりやすく紹介していきたいと思っています。

読んで下さった方が、ミニバスのルールを理解する一助になれば幸いです。

それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大阪で開催されているミニバスのスクール

日本ではまだまだプレーできる環境って少ないですよね。

最近は、小学校や地域のミニバスチームだけではなく、ミニバスの「スクール」という選択肢が増えています。

「地域のミニバスチームに所属しながら、スクールにも通って練習したい」

「スクールの方が指導体制がしっかりしている」

「親の負担が少ないスクールに通わせたい」

など、スクールに通う方には様々な理由があると思います。

大阪にあるミニバスのスクールをまとめているので、お探しの方は以下の記事をご覧ください。

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